mmc版「The Hidden/ザ・ヒドゥン」です。(The Hiddenは1987年にアメリカ合衆国で公開されたアクションホラーSF映画です。)
ギガシティーを震撼させる連続凶悪殺人事件が多数発生する。
事件の共通点は女性、高級スポーツカーそしてヘビーメタルサウンド。
警察無線「目標車両、オレンジカラーのエスアール エイト、ルーン高速から旧市街ランバー通りに向けて進行中」
トレーシー「こちら第七高機隊(高速機動隊)のトレーシー、ランバー通りの近くよ、追跡するわ」
警察無線「トレーシー了解、尚、凶悪犯ため重武装を許可する」
トレーシー「了解」
トレーシーの運転するインターセプターのスーパーチャージャーが咆哮する。
丁度、そのころ、旧市街ランバー通りキングダム交差点の手前を一輌の戦車がのんきに走行していた。
真面目な操縦士「この辺は交通量少ないですね」
血気盛んな隊長「旧市街だからな、景気も良くないだろ」
神経質な副操縦士「広域レーダーに高速移動車両地確認」
血気盛んな隊長「なんだ、大げさに。忙しいんだろ、ほっとけ」
戦車はキングダム交差点に差し掛かった。
神経質な副操縦士「広域レーダーで確認した高速車両、急速接近、衝突します!!!」
真面目な操縦士「あっ!!!」
急停止するタイミングが分かっていた真面目な操縦士、神経質な副操縦士はなんのことはなかったが
血気盛んな隊長はしたたかにコンソールに頭を打ち付けたのであった。
血気盛んな隊長「うっ、くそっ、痛っ、あの野郎!!!」
トレーシーの運転するインターセプターは高速走行している。
トレーシーが前方に戦車を確認したと同時に左側からオレンジカラーのエスアール エイトが飛び出し、横になった状態で
交差点の中央まで、滑って行った。
トレーシーは戦車の横で急停止して、車外に飛び出し、銃を構える。
血気盛んな隊長がハッチを開け、半身を出し、砲身を回転させる。
血気盛んな隊長「おい、てめえ、なんのつもりだ!!!」
神経質な副操縦士「後方よりバンと乗用車接近中」
トレーシー「戦車!!!交差点で砲身を回すな!!!」
バンと乗用車が急停止する。
バンの運転手「馬鹿野郎!!!」
血気盛んな隊長「ひぇー、すみません」
オレンジカラーのエスアール エイトには赤いレーススーツを着た女性がもたれかけ、苦しむように
のけぞると口から黒いものを吐き出した。
それは道路に落ちると車沿いに敏捷に移動した。
トレーシーは横になったオレンジカラーのエスアール エイトに回り込み
赤いレーススーツを着た女性が車にもたれているのを確認した。
これで事件が終わったわけではなかった。
ヘビーメタルサウンドを鳴り響かせ、高級スポーツカーを使う、さらなる女性の凶悪犯が出現したのであった。
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